放射線治療科・放射線診断科

診療科紹介

特徴・特色

 秋田赤十字病院放射線科は、昭和38年より専門医が赴任して以来、現在に至っています。現在、日本医学放射線学会認定の放射線治療専門医1名、放射線診断専門医1名、診療放射線技師20名(治療科8名、診断科12名)、放射線科所属看護師 4名により放射線科の業務を行っています。

 放射線を用いた治療は外科手術とは異なり、臓器を温存したままで治療ができるため、臓器の機能・形態の維持が可能です。また、放射線治療は体への負担が少ない治療法であるため、治療部位によっては通院しながらの治療が可能です。そのため、仕事を続けたり、あるいは日常生活をそこなう事なく自分のライフスタイルに合わせた治療を行う事ができます。また、骨転移等に起因する疼痛に対しても、少ない回数で除痛効果を得ることが期待されることから、緩和治療の一環としての放射線治療の適応は、広くすべての悪性腫瘍、すべての病期に拡大しています。

 令和5年12月より、ルタテラ静注での神経内分泌腫瘍(NET)治療におけるペプチド受容体放射性核種療法(PRRT)が始まりました。将来的には前立腺がんの治療にも期待されています。

主な対象疾患

 放射線治療の主な対象疾患は、ほとんど全ての悪性腫瘍となりますが、ケロイドなどといった良性疾患も放射線治療の対象疾患となっています。

放射線診断機器紹介

  • 一般X線撮影装置 4台
  • X線テレビ装置 3台
  • 乳房撮影装置 1台
  • 骨密度測定装置 1台
  • X線CT(80列) 3
  • MRI(3T・1.5T) 2台
  • 血管撮影装置 2台 (心臓専用、および頭・腹部用)
  • ガンマカメラ(2検出器型) 1台
  • ポータブル撮影装置 4台
  • ポータブル透視装置 4台
  • 結石破砕装置(ESWL) 1台
  • 医療用ライナック 1台
  • 治療計画装置 2台

資格・認定技師

第一種放射線取扱主任者 2名
検診マンモグラフィ―撮影認定技師 4名
放射線治療品質管理士 2名
放射線治療専門放射線技師 2名
医療情報技師 1名
医療画像情報精度管理士 1名
X線CT認定技師 4名
MR専門技術認定者認定技師 2名
放射線機器管理士 2名
放射線管理士 2名

担当医の紹介

役職名等 氏名 資格等
副院長(兼)第一小児科部長(兼)放射線診断科部長 田村 真通 日本専門医機構認定小児科専門医
日本小児科学会小児科専門医
日本小児科学会小児科指導医
日本小児循環器学会小児循環器専門医
日本先天性心疾患インターベンション学会認定医
臨床研修指導医
放射線治療科部長 渡邊 磨 日本放射線腫瘍学会および日本医学放射線学会放射線治療専門医
日本医学放射線学会研修指導者
日本核医学会核医学専門医
日本核医学会PET核医学認定医
臨床研修指導医
がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了
医師(元放射線診断科部長) 宮内 孝治 日本医学放射線学会放射線診断専門医
日本医学放射線学会研修指導者