内科(総合診療)
診療科紹介
特徴・特色
総合診療科では、特定の臓器や疾患に限定せず、多角的かつ全人的な診療を行っています。気になる症状があるけれども、どの科を受診したら良いのか判断に迷うような患者さんを受け入れています。まずは丁寧な問診と必要な検査を経て、なるべく早く治療方針を決められるように努めます。その結果、各専門の科へ紹介することもありますが、多くは当科で治療(入院)・経過観察をしています。
当科は平成23年に開設しましたが、受診者数は年々、増加傾向にあります。特に複数の不定愁訴を持った方が多く、長期に渡って漫然と続く不快感に悩み、深刻な表情で来られる方も少なくありません。そうした症状を説明できる器質的疾患はないことが分かった場合、心因性の可能性も視野に入れながら経過観察をします。患者さんの生活環境、家族関係、職場の状況などについても考慮しながら、少しでも苦痛を取り除くことが出来るよう模索していきます。中には、話を聞いてもらっただけで気持ちが落ち着いたとおっしゃる方もいますので、患者さんの話をじっくり聞くことの大切さを日々感じています。診察を重ねていくうちに症状が軽減してくると、皆さん明るい笑顔を見せてくれます。それぞれの患者さんに適した治療計画を立て、生活の質を向上させるお手伝いができれば幸いです。なお、当科には研修医が実習に来ております。何卒、ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。
受診される方の主な症状と判明した疾患(一部)
主な症状 |
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・発熱 ・胸部、背部痛 ・倦怠感 ・めまい ・浮腫 ・食欲低下 ・体重減少 ・頭痛腹痛 ・手足の痛み |
判明した主な疾患 |
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・関節リウマチ ・リウマチ性多発筋痛症 ・全身性エリテマトーデス ・伝染性単核球症 ・肺炎 ・組織球性壊死性リンパ節炎 ・悪性リンパ腫 ・急性腎盂腎炎 ・パーキンソン病 ・重症心臓弁膜症 ・バセドウ病 ・SAPHO症候群 ・肝膿瘍 ・肺塞栓症 ・深部静脈血栓症 ・無菌性髄膜炎 ・副腎皮質機能低下症 ・急性副鼻腔炎 ・感染性心内膜炎 ・急性虫垂炎 ・カンピロバクター腸炎 ・エルシニア感染症 ・ANCA関連血管炎 ・アカラシア ・肋骨骨折 ・脊椎圧迫骨折 ・椎間板ヘルニア ・胃癌 ・大腸癌 ・うつ病 |
主な検査
血液、尿、レントゲン、心電図、エコー、CT、MRI、呼吸機能、シンチグラフィー等
診療実績
令和4年度 | 令和5年度 | |
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外来初診患者数 | 1,358人 | 2,964人 |
新入院患者数 | 66人 | 56人 |
平均在院日数 | 21.3日 | 17.5日 |
疾病大分類(入院)
令和4年度 | 令和5年度 | |
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感染症および寄生虫症 | 9人 | 3人 |
新生物 | 2人 | 1人 |
内分泌、栄養および代謝疾患 | 3人 | |
神経系の疾患 | 2人 | 2人 |
血液および造血器の疾患 | 1人 | 4人 |
循環器系の疾患 | 11人 | 10人 |
呼吸器系の疾患 | 5人 | 9人 |
消化器系の疾患 | 5人 | 1人 |
耳および乳様突起の疾患 | 2人 | 5人 |
精神および行動の障害 | 1人 | |
皮膚および皮下組織の疾患 | 2人 | 2人 |
筋骨格系および結合組織の疾患 | 17人 | 13人 |
腎尿路生殖器系の疾患 | 6人 | 7人 |
損傷、中毒およびその他の外因の影響 | 3人 | 1人 |
先天奇形、変形および染色体異常 |
総数 | 69人 | 58人 |
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学術研究業績
担当医の紹介
役職名等 | 氏名 | 資格等 |
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総合診療科部長 | 土佐 慎也 | 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医 日本循環器学会認定循環器専門医 日本専門医機構総合診療専門研修特任指導医 日本医師会認定産業医 臨床研修指導医 厚生労働省指定オンライン診療研修修了 がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了 |
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