土曜・日曜・祝日
年末年始 12/29 ~ 1/3
創立記念日 7/1
救命救急センター
概要
秋田赤十字病院救命救急センターは、重篤かつ複数の診療科にわたる救急患者への高度な救急医療を24時間365日体制で提供する三次救急医療機関です。秋田大学医学部附属病院高度救命救急センターとの連携により、県全体の救急医療体制の充実を図っています。
また、ドクターヘリ事業の運用により、迅速な現場対応と病院間搬送を実現し、広域にわたる救急医療をカバーしています。高度な医療技術と専門スタッフにより、県民の皆様の安心・安全な医療提供に努めています。
最新の実績・取り組み
診療実績(最新データ)
当センターでは、救急車受け入れ件数が年々増加傾向にあり、5-6年前の平均と比較して年間700-800件の増加を記録しています。これは地域における救急医療需要の高まりと、当センターへの信頼の証でもあります。
地域医療連携の強化
二次医療圏内の中核病院との連携をさらに強化し、重症患者の積極的な受け入れ体制を構築しています。地域全体の医療ネットワークの中核として機能し、適切な医療資源の配分と効率的な患者搬送を実現しています。
救急医療体制の充実
- ドクターヘリ事業 迅速な現場対応と搬送体制の強化
- 院内救命士の採用 救急現場経験豊富な専門職による医療の質向上
- 病院救急車の更新 最新設備を搭載できる救急車両による安全確実な病院間搬送
対応疾患・病態
- 重篤な外傷(多発外傷、頭部外傷、胸腹部外傷等)
- 急性心筋梗塞、重症不整脈
- 急性期脳血管障害
- 重症感染症、敗血症
- 急性中毒
- 熱傷
- その他生命に関わる救急疾患
特殊医療設備
当センターでは、救命救急センターとして必要な各種高度医療機器を整備しています。
主要な救命設備
- 人工呼吸器 - 重篤な呼吸不全に対する人工呼吸管理
- 体外式模型人工肺 - 重篤な呼吸・循環不全に対応
- 血液浄化機器 - 急性腎不全・中毒・敗血症等に対する血液浄化療法
- 大動脈バルーン遮断術 - 外傷性出血性ショックに対応
- 体温管理システム- 心肺蘇生後の体温管理療法
- レベル1輸血装置・輸血搬送装置 - 緊急時の大量急速輸血に対応
- 血栓回収用機器 - 急性期脳梗塞に対する血管内治療
- 大動脈内バルーンパンピング- 重篤な心不全・心原性ショックに対応
- 熱傷用特殊ベッド - 重症熱傷患者の専門治療
- 災害用各種備品 - 日本赤十字社の災害医療資機材
- 臨床訓練シミュレーター- 医療従事者の技術向上と教育
診断・治療設備
- 心臓カテーテル室 - 急性心筋梗塞等の緊急心血管治療
- 一般アンギオ室- 脳血管・全身血管の緊急治療
- MRI 2台 - 24時間対応可能な高精度画像診断
高気圧酸素療法装置
これらの一般的な救命センター設備に加え、当センターでは県内で唯一の高気圧酸素療法装置を配備しており、以下の疾患・病態に対応しています。
- 減圧症(潜水病)
- 一酸化炭素中毒
- 空気塞栓症
- ガス壊疽
- 突発性難聴
- 放射線壊死
- 難治性潰瘍
厚生労働省充実段階評価
当センターは、厚生労働省が実施する救命救急センター充実段階評価において、継続的に高いA評価を受けています。
教育・研修体制
救急救命士教育
- 消防本部救急救命士の病院実習受け入れ
- 救急救命処置の指導・研修
医学教育
- 救急科専門医研修プログラム
- 初期研修医・後期研修医の救急医療教育
- 医学生の救急医学実習
担当医の紹介
役職名等 | 氏名 | 資格等 |
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救命救急センター長 | 大村 範幸 | 日本救急医学会救急科専門医 日本外科学会外科専門医・指導医 日本消化器外科学会消化器外科専門医 日本消化器病学会認定消化器病専門医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本腹部救急医学会腹部救急認定医 ATOMインストラクター 臨床研修指導医 がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了 |
副院長(兼)救急科部長 | 中畑 潤一 | 日本内科学会認定総合内科専門医 日本循環器学会認定循環器専門医 臨床研修指導医 |
救急科副部長 | 佐藤 裕太 | 日本救急医学会救急科専門医 日本航空医療学会認定指導者 日本病院総合診療医学会認定病院総合診療医 JPTECインストラクター JATECインストラクター ICLSディレクター 臨床研修指導医 |
救急科副部長 | 小林 昭仁 | 日本外科学会外科専門医 日本医師会認定産業医 臨床研修指導医 がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了 |