レジデントフォーラム in AKITA

 第14回レジデントフォーラムin AKITAが、5月29日(水)に、昨年7月 にオープンしたばかりのエリアなかいちにある秋田市にぎわい交流館AUで開催されました。レジデントフォーラムin AKITAは 秋田市内の5つの研修病院合同で年3回行われます。今回は、各病院から研修医が一人ずつ、計5人 が症例発表をし、それぞれに対して各指導医がミニレクチャーを行う形式で進められました。

 秋田赤十字病院からは2年目研修医の和田優貴先生が「64歳 胸痛-致死的胸痛を見逃さないために」という演題で、トリを務める形で一番最後に発表されました。どの病院の先生方の発表も、すばらしかったですが、やはり和田先生の発表は秀逸でした。特に、心筋梗塞に対する心エコーの重要性を繰り返し強調する座長とそれを理解された上で、今回の症例では造影CTが有用であったことを伝えたい和田先生との白熱した討論は見物でした。和田先生は常に紳士的な態度で、しかし 言うべきことははっきりと言い、最終的に自分の意見を通してしまいました。この時は当院研修医一同、大変誇らしい気持ちになりました。また、指導医の山崎大輔先生のミニレクチャーも内容は言うまでもなく、発表スタイルや会場の笑いを誘う絶妙な間の取り方など勉強になることばかりでした。

 終了後は、研修医全員と研修センター長の平野秀人先生とで打ち上げがありました。レジデントフォーラムの時には研修医の当直が免除になるため、全研修医が集まることができる貴重な時間になります。話の中心はやはり、秋田赤十字病院の名誉を守った和田先生と口火を切って質問をされた湯浅悠介先生でした。4月初め以来の全員集合ということで、平日ではありましたが、日付が変わるまで続く楽しい会となりました。

(研修医 平川威夫記)

 

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