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年末年始 12/29 ~ 1/3
創立記念日 7/1
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耳鼻咽喉科
後期研修 診療科別研修プログラム
1.診療科の特徴
日本耳鼻咽喉科学会認定専門医2名体制で診療を行っています。急性期の炎症性疾患の 初期対応から悪性腫瘍の手術まで、幅広い分野をまんべんなく扱っています。近年は甲状腺・副甲状腺疾患の手術治療に力を入れています。外来診療のfirst touchから治療方針の決定、最終的には手術まで、主治医が一貫して治療に関われるという耳鼻咽喉科の醍醐味をぜひ経験してみてください。
2.診療実績
(平成24年度)
- 新入院患者数 385人
- 新患数 1,900人
- 全身麻酔下手術211件
- 局所麻酔下手術 多数
- 検査件数 純音聴力検査、ティンパノメトリー、喉頭ファイバー、耳小骨筋反射、ABR,ENoG、単純レントゲン、CT、MRIなど多数
3.研修期間
耳鼻咽喉科学会の専門医取得を目指し、その期間を研修期間とします。なお、専門医を取得するための条件は以下の通りです。
- 日本国の医師免許を有する者
- 連続して3年以上、日本耳鼻咽喉科学会の正会員である者
- 日本耳鼻咽喉科学会が基準に基づいて認可した耳鼻咽喉科専門医研修施設において、
研修カリキュラムに従い臨床研修終了後4年以上の専門領域研修(そのうち3年以上は
耳鼻咽喉科専門医研修施設における研修でなければならない。)を修了した者。
*秋田赤十字病院は日本耳鼻咽喉科学会が認可した耳鼻咽喉科専門医研修施設です。
4.研修目標
- 一般目標
- 日本耳鼻咽喉科認定医を目指して臨床経験を通し、耳鼻咽喉科の専門的知識及び技術を習得する。
- 行動目標
- 1年目
- 外来診療: 耳鼻咽喉科の基本(医療面接、問診、視診、触診、カルテ記載、道具の扱い)、 レントゲン読法、ファイバースコピー検査、耳管通気法、外傷の創傷処置、耳垢除去
- 入院診療: 全身・局所診察とカルテ記載、周術期管理、採血・注射手技、補液管理、合併症の管理と他科との連携
- 手術: 切開、縫合、止血、結紮などの基本手技、鼓膜切開、チュービング、口蓋扁桃摘出、アデノイド切除
- 検査: 純音・語音聴力、鼻腔通気度、インピーダンスオージオメトリー、眼振所見、カロリックテスト、顔面神経麻痺評価
- 2年目
- 外来診療: 救急処置(咽頭異物除去、鼻出血止血)、気道確保、インフォームドコンセント、病診連携、他科との連携
- 入院診療: 治療方針の検討、救急処置、手術後の説明、各種診断書の作製
- 手術: 気管切開、粉瘤摘出、先天性耳瘻孔摘出、鼻中隔矯正、下甲介粘膜下骨切除、喉頭微細手術
- 検査: ENG、RAST、食道透視、シアログラフィー、聴覚補充現象、後迷路機能検査、超音波検査
- 3年目
- 外来診療: セカンドオピニオン対応
- 入院診療: 悪性腫瘍疾患の治療方針の検討(放射線、化学療法)、ターミナルケア、リハビリとの連携
- 手術: 頚嚢胞摘出、顎下線摘出、甲状腺腫瘍手術、鼻内視鏡手術、鼓膜形成術
- 検査: ABR、NET、ENoG、嚥下機能評価、睡眠ポリグラフィー、吸引細胞診
- 4年目
- 外来診療: 診察・診療手技の習熟
- 入院診療: 各種疾患、重症例の治療方針決定
- 手術: 耳下腺腫瘍手術、鼓室形成術、喉頭全摘術、頚部悪性腫瘍手術
- 検査: 幼児ABR、補聴器フィッティング
- 1年目
5.取得可能な認定医、専門医
耳鼻咽喉科専門医
6.後期研修後の進路
当科は秋田大学耳鼻咽喉科教室の関連病院として機能しており、同大学病院での研究、あるいは同教室から他病院の斡旋および推薦を行うことができます。