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救急科
後期研修 診療科別研修プログラム
1.診療科の特徴
当センターは秋田県唯一の救命救急センターであり、主として秋田市周辺地域の3次救急医療を担っています。平成24年1月には秋田県ドクターヘリの基地病院となり、秋田県全域の3次救急に関わるようになりました。地域医療を担う総合病院としての役割も有しており、1次救急から3次救急、心肺停止症例まで幅広く対応しています。年間約3,300台の救急車を受け入れ、14,000人の徒歩受診患者を受け入れています。また、以前より地域の外傷センターとして機能しており、多数の外傷患者を受け入れています。現スタッフは3名で、北米型ER方式をとり、全病院医師の協力の下に運営されています。
救命救急医療、ER研修に興味のある方、まだ専門性を決められないでいる方、または、初期研修で不十分な部分があり、もう少し特定の科を研修したい方に最適です。また、ドクターヘリの基地病院であるため、フライトドクターとしての経験を積むことも可能です。(一定の要件を満たすまでは、OJTとしての乗務となります)
2.診療実績
- 徒歩受診患者 年間約14,000人
- 救急車受け入れ件数 年間約3,300件
- ドクターヘリ出動回数 176回(平成24年度)
- 救命センター全体としての入院患者数 年間約1,600人
*救急科としての新入院患者は年間約100名で、主として心肺停止蘇生後患者、薬物中毒患者です。
このほか、全身管理を要する重症熱傷や多発外傷患者にも関わっています。
3.研修期間
コースプログラムは1年更新制で、希望により最高4年まで研修できます。
4.研修目標
- 一般目標
- 4年で救急医学会専門医を受験できる知識、手技、診療経験を得ることができる。
- 行動目標
- 一次患者も含むトリアージ、他科ドクターへのコンサルトなどのマネージメントがスムーズに行える。
- 救急・集中治療に必要な手技(CV挿入、気管挿管、胸腔ドレナージ)、検査(各種エコーなど)を行うことが出来る。
- 人工呼吸器、PCPS,CHDFなどの管理を行うことが出来る。
- ACLS,JATECの資格を取得する。
ER研修を行うと同時に、subspecialityを身につけるために関連する診療科(循環器内科、呼吸器内科、神経内科、脳神経外科、整形外科、放射線科など)での研修も可能です。 救命センター研修は最低6ヶ月とし、希望科を最低3ヶ月、最高6ヶ月研修することが出来ます。また、この期間内であれば、複数科の研修も可能になります。
5.取得可能な認定医、専門医
日本救急医学会救急専門医
6.後期研修後の進路
当院救急科のスタッフとして勤務、県内基幹病院や首都圏など他院救命センターでの研修などを紹介することもできます。