CPCを担当して

 5月27日、多目的ホールでCPCが開かれ、今年2回目のCPCを担当しました。今回の症例は入院して11時間ほどで亡くなられた方でした。剖検にも立ち会わせていただき、とても貴重な経験をさせていただきました。直接死因の究明は、今回の剖検では至りませんでしたが、珍しい所見が多くあり、改めて病理組織を眺めることの重要性を感じました。当日は多くの先生にご参加いただき、活発な意見交換の時間となりました。お忙しい中、熱心にご指導くださいました榎本先生、畠山先生、病理部の皆様、ありがとうございました。

関根 悠哉

 

 病理検討会の発表症例は、当院に救急搬送されてから13時間で亡くなった症例でした。連絡を受けて実際に剖検に立ち会いました。組織標本では菌血症、多発性微小心筋膿瘍、肝硬変の所見を認めましたが、急激な変化を遂げた臨床経過を一元的には説明できず、死因について病理医と何度も議論を重ねて、発表に至りました。組織の正常構造を知り、各臓器の所見から、全身の病態を考察することで、疾患への理解をより深めることが出来たと思います。

亀山 仁美
CPCを担当して

 

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