CPC(2016年9月21日開催)

 CPC、clinical pathological conference;臨床病理検討会は、剖検が行われた症例について、病態や死因等を検証する場だが、私たち初期臨床研修医には、このCPCに参加し、かつ報告書を作成するという義務がある。だから自分もいずれとは思っていたが、意外に早く、その機会は訪れた。
 症例の経過を何度も辿り、指導医と打ち合わせを重ねて本番に臨んだ。だが、病院全体の行事で発表するのは初めてで、普段と違う心理状況だったためか、知っていることもうまく言葉にできず、質疑応答も含め、少し不本意に終わってしまった気がする。だが、CPCという課題を終え、ほっと胸を撫で下ろしてもいるのである。

(柴田 健太郎 記)

 大学でも病理学の実習はあったのですが、実際の症例を見るのは初めてでした。顕微鏡でみた所見から、体の中で、どのようなことが起こっていたのだろうか、と推察する過程は、非常に難しくも新たな発見ばかりで、非常に新鮮でした。病理学的に治療の妥当性を判断することは、今後自分が臨床に携わっていく上で、どのような対応をすべきか、という良いフィードバックになりました。今後も自分が携わった症例を中心に、病理所見を見ていきたいと思います。

(小林 昭仁 記)

 

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