研修医は”宝”。当院の研修で3つの力を手に入れよう!!

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臨床研修センター長 河合秀樹

 新型コロナウイルス感染拡大により学生生活に甚大な影響が出ていることとお見舞い申し上げます。

 病院実習、見学などが中止となる中、不安な日々を過ごされていることと存じます。
 情報が少ない中、研修先を決めることは大変なことと思いますが、当院のweb情報が少しでもお役に立てれば幸いです。

 当院は秋田県内唯一の厚生労働省に認可された救命救急センターを有する、病床数480床の病院です。当院の初期臨床研修では豊富な症例、熱心な指導医により“3つの力”を磨くことができます。3つの力すなわち救急力、発表力、社会力が身に付く当院の初期臨床研修について紹介いたします。

1.救急力
 救急科の研修および救急日当直では三次救急症例を多数経験できます。また、経験した症例について救急カンファランスにより専門医からのフィードバックを受けることができ、深い理解につながっています。ドクターヘリ搭乗や災害時の救護班出動といった赤十字特有の活動にも携わることが出来ます。当院初期研修を修了した医師が自信に充ち溢れているように見えるのも救急力が備わっている故かもしれません。当院救急部で経験できる疾患・病態は研修目標基準の80%に匹敵するため他院からも多くのたすきがけ研修の希望があります。

2.発表力
 初期研修には全員に全国学会での発表を義務付けております。まず、院内の研修医発表会で発表の仕方について学び、日本赤十字社医学会総会で2年次は全員発表します。発表に向けての院内練習会では本番以上に白熱した議論、研修医レベルを度外視した質問が指導医から容赦なく浴びせられるためこの練習会を乗り切ると自動的に立派な発表が約束される流れができております。他にも地方会での発表、論文投稿など積極的に指導する熱血上級医が多いことがこの発表力磨きを後押ししています。

3.社会力
 研修医は臨床、勉強だけでなくキッズセミナーや運動会、忘年会などを通じて地域交流や他職種との交流活動を活発に行っております。また、日本赤十字社医学会総会の前に研修医旅行があり研修医同士の親睦を深めます。当院では2年次研修医が“親”となり1年次研修医の面倒をみるチルドレン制を取り入れており、何も分からなくても安心して研修をスタートさせることが出来ます。

 以上、当院の初期研修の特徴について紹介させていただきました。
 研修医は“宝”でありより強く輝かせるために上級医が熱意を持って指導いたします。是非、当院の研修で3つの力を手に入れ、充実した研修を実感して下さい。