いま自分たちが医学生の皆さまにできること

    務課 西谷 悠佑

画像

     

医学生の皆様へ               

 新型コロナウィルスの影響で、本来行うことができたはずの実習や病院見学ができず、生活場面においても様々なことに支障が出て、大変強い不安を感じていらっしゃるかと思います。
 臨床研修センターの事務局として、この困難を乗り越えるためにも、「いま自分たちが医学生の皆さまにできることはなにか」を踏まえ、今後とも情報発信していきます。
 まず、秋田県における新型コロナウィルスの影響ですが、一部プログラムの変更はあったものの、ほぼ例年に近い形で滞りなく研修を行っています。これは、地方ならではの強みと言えるかもしれません。

 次に当院の特徴についてです。
 一つ目は、医師の出自が多様です。地方の病院では珍しいと思うのですが、県外出身者や秋田大学卒以外の医師がたくさんいます。どうしても、同じ大学卒の医師ばかりだと、先輩後輩の垣根があるかと思いますが、当院ではその垣根が取り払われやすく、院内の風通しの良さや柔軟性に繋がっています。私は県外出身者で、数年前から当院で仕事をしていますが、当院の臨床研修医を取り巻く環境がとても恵まれていることを実感しています。
 二つ目は、指導医の指導力の高さです。入職時には右往左往していた研修医の先生方が、研修修了時には、てきぱきと多職種とコミュニケーションを取り、的確に仕事をしています。話を聞いてみると「指導医の先生方が、自分たちの成長を最大限に引き出してくれる」とのことでした。
 三つ目は、施設設備についてです。当院では、研修医の先生方がリラックスして休めるように研修医専用の部屋を確保しています。電子カルテも6台設置しており、そこで仕事ができます。

 医学生の皆様におかれましては、情報収集をしたくても行うことができず、このままならない現状に対して、本当に苦しい思いをされていると思います。
 当院では、少しでも皆さまのお力になりたいと考えています。どのようなことでも構いません。当院のことだけでなく、初期臨床研修(その先の専攻医のことでも)全般に関わることでもなんでも、電話やメールにて気軽にご連絡ください。お待ちしています。