血液内科

後期研修 診療科別研修プログラム

1.診療科の特徴

 症例が大変豊富なため様々な血液疾患の診療経験を積むことができます。以下の4つをモットーにしています。(1)EBMに基づいた診療の実践、(2)他施設と連携した高水準の治療を目指す、(3)個性を尊重したオーダーメイドの研修プログラムの実践、(4)良い医療(研修)ができるための心身の健康維持

 秋田大学医学部附属病院をはじめとした各病院との連携を図りながら秋田県の血液疾患治療の一翼を担っています。

2.診療実績(平成24年度)

  • 新入院患者数 142例
  • 外来新患数 225例
  • 骨髄検査 129例
  • 化学療法件数 527件
  • 放射免疫療法(秋田県では唯一の実施施設)2例(平成25年度より導入)
    *造血幹細胞移植適応例は秋田大学医学部附属病院へ紹介しています

3.研修期間

 1年~3年

4.研修目標

  1. 一般目標
    1. 必要な検査を行い、確定診断をつけることができる
    2. EBMに基づいた治療計画を立てることができる
    3. 化学療法の安全な施行と合併症の対処ができる
    4. 緩和医療を含めた人道的な医療ができる
  2. 行動目標
    1. 骨髄生検ができる
    2. 抗がん剤の髄腔内投与ができる
    3. 骨髄標本による診断ができる
    4. 化学療法の計画書を作成できる

5.取得可能な認定医、専門医

日本内科学会認定内科医、日本内科学会総合内科専門医、血液専門医、血液指導医

6.後期研修後の進路

  1. 血液専門医を目指しながら臨床を継続したい場合
    • 血液指導医がいる病院を選択するべきでしょう。この時当院を選択した場合はもちろん大歓迎です。造血幹細胞移植や他の研究的治療に関するスキルアップを目指す場合は、秋田大学医学部附属病院血液・腎・膠原病内科で任意の期間修練を積むことも可能です。
  2. 医学博士を取得したい場合、研究をしたい場合
    • 秋田大学医学部附属病院の血液・腎・膠原病内科学講座と連携していますので相談可能です。
    • 個々のビジョンに応じた進路があると思います。遠慮なく相談してください。

7.その他

 造血幹細胞移植や研究的治療の経験を積むための研修を秋田大学医学部附属病院血液・腎・膠原病内科で、任意期間、行うことが可能です。