初期臨床研修を振り返って

内科専攻医 袴田 真由 先生
(当院での研修期間 2016年4月~2018年3月)

 私が研修が始まる時に一番不安だったことは、救急患者を診察できるかどうかでした。一刻を争うような状態に対応できるか、本当に帰宅させて大丈夫か怖くて仕方がありませんでした。秋田赤十字病院を選んだ理由のうち大きかったのは救急外来で必ず上級医からのフィードバックがある点でした。教科書に書いてあることを覚えていても、診断がつかない症例、見落としそうになった症例、緊急時の対応が複雑な症例は2年間で数えきれず、その度に上級医の先生方の知識や経験に学ばせていただきました。また、内科が充実しており、科の垣根を越えて質問しやすい当院は内科医として駆け出しの時期に疑問を残さず、一人一人の患者に向き合える環境だと思います。
 これから研修を始める皆様へ。私自身は研修医の時に分からないことがあることは恥ずかしいことではないし、思う存分質問できるのは研修医の特権だと思ってます。是非ともそれを生かして、悔いのない研修を行ってください。

初期臨床研修を振り返って