女性外科医のためのキャリアシンポジウム 「The 9th Annual International Women in Surgery Career Symposium」参加報告

 フロリダで開催されたWISに参加させていただきました。学会の日程は、朝7時から午後の5時過ぎまでみっちりと詰まっており、冷房でキンキンに冷えた会場に缶詰め状態でした。研究内容のポスターセッションの他に、負債を効率よく返済する方法(アメリカでは医学生のうちから自分でローンを組んで8年分の学費およそ$183000を返済しているようです)、履歴書や面接のコツ、エレベータースピーチについて、といった日本の医学教育の場ではまず教わらないような非常に興味深い講義もありました。私の拙い英語力では聞き取るのがやっとで、会話が途切れてしまうなど、反省すべき場面が非常にたくさんありましたが、英会話スキルを伸ばすことへのモチベーションにつながりましたし、早期から将来設計をして明確な意思と目標をもつアメリカの医師・医学生の姿勢に触れることはとても良い刺激になりました。最後になりましたが、参加のきっかけをくださった平野先生、快く参加を許可してくださったローテート科の先生方、他関係者の皆様にこの場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

(齊藤 文菜 記)

 

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