礼文島での地域医療研修を終えて

礼文島での地域医療研修を終えて1

 人口3000人弱の離島での地域医療研修は、今後40年は医療の道を歩む自分にとって、かけがえのない経験となりました。島民のほとんどが顔馴染みであり、そこで培われた信頼関係が日常診療にも感じられる。その信頼に応えるべく、日々努力する所長の存在は、目指すべき医師像の一つでした。また、他病院からの研修医と星を眺め、夢を語らいました。そして、50年に1度の記録的な大雨も経験しました。数多の人がいて、数多の生活がある。そんな中、医療はやはり貴重で、無くてはならないモノなんだと、この一ヶ月を通して改めて思い知りました。今はただ、自分にできることを精一杯やろう。

(長谷川一太 記)

 

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