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平成27年度第6回CPCを担当して
平成27年12月2日(水)、多目的ホールで第6回CPCが行われました。今回、担当した高橋健人君と桜庭聡美さんに、感想文をお願いしました。
第6回院内CPC発表させていただきました。腫瘍の周囲への浸潤の状況など局所の生検だけではわからない細かい情報を得ることで死因の検索に至れること、院内でカンファレンスすることによって各科の意見や知識を共有することなど、今回CPCに関わらせていただき改めて病理解剖によって得られる情報の多さや検討する意義について考えさせられました。また病理診断が患者の治療の決定に際し、大きな役割を果たしており、そのフィードバックとしての病理解剖並びにCPCは、今後の診療において病理医だけでなく全ての科で重要であると感じました。
(高橋 健人 記)
今回、初めてCPCを担当させて頂きました。実際の臨床所見と病理診断を重ね合わせることは大切だと思います。やはり前情報なしに病理診断をすることは難しく、患者さんの状態を診ている担当先生と、疑いを持つ部分や経緯などを把握しながら究明していくことが必要だと感じました。
生前にはお会いしたことのない患者さんで、「実際にどんな様子だったか、何に苦しんでいたのか、どんな思いを持っていたのか」は、推測しかできませんでしたが、病理でこのようにつきとめていくことでも、患者さんに近づけるのではないかと感じました。
疾患自体に対する知識、診断に必要な材料に対する知識、そして臨床経過について理解を深められ、なかなか経験することのない貴重な発表をすることができました。ご指導いただきました諸先生方、ありがとうございました。
(桜庭 聡美 記)