形成外科

診療科紹介

特徴・特色

 秋田赤十字病院 形成外科は、常勤の形成外科2名で診療にあたっています。当科は豊富な手術件数と国内外での学会発表・論文などの学術的な活動が評価され、日本形成外科学会認定医研修施設に選ばれています。

 当科で治療の対象となる疾患は、体表すべての機能的・審美的障害です。具体的には、皮膚軟部腫瘍(“できもの”)、母斑(“ほくろ”“くろあざ”)、血管腫、口唇裂・口蓋裂、小耳症や多指・合指、漏斗胸などの先天性疾患、悪性腫瘍切除後の再建外科(乳房作成など)、顔面の軟部組織損傷、骨折、熱傷、瘢痕(“きずあと”)瘢痕拘縮(“ひきつれ”)、眼瞼下垂、腋臭症(“わきが”)、陥入爪などが治療の対象となります。また、色素パルスレーザーとQスイッチルビーレーザーを導入し、赤あざ、黒あざの治療に効果を挙げています。単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症、異所性蒙古斑、太田母斑などは保険や乳幼児医療での診療が可能です。

 外来は月・水・金の午後で、手術は全身麻酔手術と局所麻酔手術を曜日別に振り分け、できるだけ速やかに手術やレーザー治療を受けていただけるように、心がけています。

 当院では紹介患者さんを優先的に診療しています。当科受診の際は是非近医からの紹介状を持参してご来院ください。

手術統計 (令和3年度)
区分 入院全麻 入院局麻 外来局麻
唇裂・口蓋裂 14 0 0 14
手・足の先天異常 6 1 0 7
その他の先天異常 14 3 5 22
母斑、血管腫、良性腫瘍 83 25 399 507
悪性腫瘍に関する再建 7 4 5 16
新鮮熱傷 5 0 0 5
顔面骨および軟部組織損傷 32 3 0 35
瘢痕拘縮、ケロイド 11 0 12 23
褥瘡、難治性潰瘍 5 3 1 9
美容外科 0 0 0 0
レーザー 32 0 687 719
その他 1 27 2 30
210 66 1111 1387

担当医の紹介

役職名等 氏名 資格等
形成外科部長 渡邊 理子 日本形成外科学会形成外科専門医・領域指導医・小児形成外科分野指導医
日本創傷外科学会専門医
がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了
形成外科副部長 井上 由理

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