医療安全推進室

 組織として医療安全に取り組み、システムの観点から分析し、未然防止や再発防止に取り組んでいます。日々のインシデント・アクシデント報告を収集し、事例の要因分析と対策を目的として、週に1度、多職種での医療安全カンファレンス・ラウンドを実施・評価しています。また、職員の医療安全に関する正しい知識、スキル向上のための教育も実施しています。安全な医療の提供を実現するために、患者さんやご家族に十分な説明を行い、理解を得るとともに、より安全な医療の提供のため、患者さんにも参加していただいています。安全対策は当院だけではなく、地域で連携する施設とも行うことが重要であり、地域内でネットワークを構築して安全対策に取り組んでいます。

参照 当院医療安全管理指針

患者さんへのお願い

 当院では患者さんの安全確保を推進するために、下記についてご協力をお願いします。安全な医療の実施には、患者さんが治療に参加することが大切です。

お名前の確認

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 診察、検査、処置を行う際や食事配膳時に、ご本人であることを確認させていただくために、お名前(フルネーム)と生年月日を名乗っていただいています。確認のために、何度も名乗っていただくことがありますが、ご理解ください。
 また、点滴、注射、採血の際は、ラベルに書かれたお名前と生年月日を職員と一緒に確認していただくことがあります。書類、お薬などの受け渡しの際は、お名前と生年月日を職員と一緒にご自身の目で確認してください。
 

リストバンドの着用

 入院中は、患者間違いを防ぐためにリストバンドを装着していただいています。ご本人の確認の際には、お名前(フルネーム)と生年月日をご自身に名乗っていただき、加えてリストバンドのお名前も確認させていただきます。

おかしいと思ったら声に出してください

 確認の場面で「あれ」「おかしいな」と気づいた際には声に出してください。また、治療に関して不安な点や疑問点などがありましたら、遠慮なく職員にお尋ねください。

薬・アレルギーの確認

 これまでに、薬や食品のアレルギー(発疹、かゆみなど)があれば、必ず医師または薬剤師、看護師に教えてください。
 入院時には、今飲んでいるすべての薬(サプリメント・健康食品・自己注射のインスリンなども含む)を教えていただき、できる限りご持参ください。お薬手帳や薬の説明書もありましたら、併せてお願いします。

転倒・転落の予防

 病院での入院環境は、環境の変化に加えて病気やケガによる運動機能の低下により、思いがけない転倒やベッドからの転落の危険性があります。
 入院時は履物はスリッパではなく、運動靴や上履きをご用意ください。かかとの覆われていない履物や滑りやすい履物は危険です。

暴言・暴力への対応

 他の患者さんや職員に対する暴言、暴力、その他迷惑行為があった場合は、診察のお断り、院外への退去、退院をしていただくことがあります。詳しくは こちら をご覧ください。