継続教育
教育理念
秋田赤十字病院の理念、及び、看護部の理念の具現化と看護職員個々の自己実現を目指し、看護職員は、秋田赤十字病院看護師に求められる能力の育成に主体的、自律的に取り組み、組織は看護職員の継続教育を支援する。
教育目標
- 医療チームの一員として看護の専門性を発揮するための能力を育成することができる
- 自律して思考し、問題解決を図ることができる
- 高い倫理観と、人間性豊かな感性を磨くことができる
- 赤十字事業の推進者となることができる
- 自己の能力開発、向上に向けて主体的、継続的に行動することができる
教育体制
看護は職員ひとり一人の能力(知識・技術・態度)が看護の質を決定するため、高い能力を持った人材が必要であり、組織としても、個人としても能力開発に努めることが必須です。そのために、平成16年から看護職員の人材育成に主眼を置いたキャリア開発ラダーを導入しています。
新人看護職員の教育については、平成22年度より新たに厚生労働省のガイドラインに基づいた「新人看護職員研修」を実施しています。
教育プログラム
2020年度レベル別教育プログラムはこちらをクリックしてください。
看護師自治会リフレッシュ研修
看護師自治会で年2回リフレッシュ研修を行います。今年は「おいしいコーヒーの淹れ方」をバリスタの方々から学び、最後に全員でおいしいコーヒーにあうスコーンを頂きました。
看護研究発表会・学会報告会
毎年、看護研究発表会・学会報告会を行います。今年から秋に4回に分けて開催するので、全員がいずれかの会に出席できるようになりました。
救護員としての赤十字看護師フォローアップ研修
令和元年度より災害看護に関する研修を大幅に変更し、卒後3年目の救護員研修を始めのステップとして、7段階にわけて研修を行っています。全研修において救護経験のある看護師複数人が講師となり、当院の救護活動も交えた講義をしてくれます。
レベルⅡ対象:看護倫理、事例を用いたグループワーク
全看護師対象:看護研究に関する講義、静脈注射研修の一場面
対象別研修:(3年目以上)救護員としての赤十字看護師研修
2019年度救護員研修を6月~7月に行いました。
6月は赤十字概論と赤十字や当院の救護活動についての講義を受け、7月2日~4日に赤十字救急法を受講し、救護員としての知識・技術を磨きました。
オンデマンド研修
当院は、集合研修・個人研修にいつでもどこでも取り組めるように、学研ナーシングサポートによるオンデマンド研修を取り入れています。
オンデマンド研修では、院内感染・医療安全・急変対応・認知症看護・早期離床・看護倫理等様々な研修が配信されます。また、新人看護職員研修がガイドラインに基づいたプログラムになっています。
自宅のパソコン、スマートフォンでも視聴できますので、育児休暇中でもオンデマンド研修を利用して自己学習が可能です。
赤十字施設のキャリア開発ラダーについて
日本赤十字社の看護部門は全職員対象に、個々の職員がそれぞれの能力に応じた、キャリアアップの支援をしていくための能力開発プログラムを2004年から実施しています。
当院も2006年度より日本赤十字社看護部が作成した看護実践能力向上のための仕組みに切り替えました。
赤十字施設の看護キャリア開発ラダー全体構造図
キャリア開発ラダーレベル対応研修でそれぞれ研鑽を積み、各自が看護実践者レベルⅠ・Ⅱ・Ⅲに応じた申請を行い、評価会で同僚・上司からの助言・評価を受け認定されます。
キャリア開発ラダー認定式
助産師のクリニカルラダーについて
当院は、秋田県総合周産期母子医療センターに指定され、助産師は助産実践能力習熟段階レベルⅢ認証制度に取り組んでいます。「自律して助産ケアを提供できる助産師(アドバンス助産師)」として2016年12月に14名の助産師がレベルⅢを認証され公表されています。
